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竹内栖鳳「猛虎」福田美術館蔵(後期)企画展「トラ時々ネコ 干支セトラ」は、2022年“寅年”にちなんだ展覧会。与謝蕪村、円山応挙など江戸時代中期に活躍した画家や、竹内栖鳳、大橋翠石といった明治から昭和にかけて活躍した画家達の描く“虎の絵”を主役に、福田コレクションから厳選した作品の数々を展示する。江戸時代の“ネコトラ”や写実的な虎図、同時代の猫も
曽我蕭白「虎図」福田美術館蔵(前期)中国や朝鮮半島において武勇や王者の象徴とされていたトラは、日本ロレックス時計コピーでも龍とともに霊獣とされ、絵画や工芸品のにしばしば用いられてきた動物。江戸時代には日本にトラが生息していなかったため、当時の画家たちは中国などから輸入された毛皮や絵画を参考にトラを描いていた。
円山応挙「虎図」福田美術館蔵(前期)そのため、例えば円山応挙の「虎図」に描かれているように、頭のすぐ後ろで肩が盛り上がっていたり、前脚の関節がなかったりと、不自然な姿が見て取れシャネル帽子コピーる。曖昧な部分の描写は実際に観察可能なネコの姿を参考にしていたため、ネコのようなトラ“ネコトラ”がたくさん描かれている。
大橋翠石「猛虎之図」福田美術館蔵(通期)その後、明治時代に入ってトラが動物園で飼育され始めると、竹内栖鳳、大橋翠石をはじめ多くの画家が写生に通い、写実的なトラの絵が制作され始める。
大橋翠石「仔猫図」福田美術館蔵(前期)会場では、江戸時代における“ネコトラ”の虎図から、明治時代以降のよりリアルに近い虎図を紹介する。加えて、“2022”を“ニャーニャーニャー”とかけて、江戸時代から昭和にかけて描かれた“猫図”も併せて展示。それぞれの虎や猫の描写を比較しながら楽しむことができる。干支の動物たちを描いた絵画
速水御舟「白兎図」福田美術館蔵(前期)シャネル帽子コピーまた、子(ね)?丑(うし)から始まる干支のいきものを描いた絵画を展示するコーナーも。月日や時間、方角を表すために定められ、その起源は古代中国にまでさかのぼるとされている干支は、多くの絵画や工芸作品の題材となっている。ネズミから始まり、イノシシで終わる干支の動物たち、そして、干支に選ばれなかった“猫”の絵画を通して、動物たちの生態や人との関わりについて紐解いていく。