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川船さとみのブログ

マラミュート2019年春夏コレクション時を駆け巡る記憶との対話

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マラミュート2019年春夏コレクション時を駆け巡る記憶との対話

(malamute)の2019年春夏コレクションが、2018年10月17日(水)、東京・渋谷ヒカリエにて発表された。“記憶”がキーワードマラミュート 2019年春夏コレクション - 時を駆け巡る“記憶”との対話|写真37コレクションのテーマは「Re:」。デザイナーの小髙真理が、クリストファー・ノーランの映画『memゴヤールバッグコピーento』と川上未映子の詩「まえのひ」から着想を得て、“記憶”をキーワードにコレクションを制作。10分しか記憶を保持できない主人公が織り成す物語や、“今日はいつだって、すべての、まえのひ”という言葉に突き動かされるように、過去の自分との対話を、ピースの1つ1つに投影した。時と共にほころぶローズニットマラミュート 2019年春夏コレクション - 時を駆け巡る“記憶”との対話|写真1ほころんだローズの編みニットは、着ていくうちにほつれ、表情を変える。時間経過とともに移り変わっていくローズの、儚く繊細な美しさが、ブラックのロングドレスを彩った。デニム×ニットなど異素材組み合わせマラミュート 2019年春夏コレクション - 時を駆け巡る“記憶”との対話|写真19元々ニットをエルメスネックレスコピールーツに持つブランドだが、やのスタイリングや、異素材組み合わせのピースも登場。「リペア」をキーワードに、デニムを解体してニットと組み合わせたドレスやトップス、ジャケットなどは、クラフト感やの雰囲気が漂う。繊細な編地とレース、デニム地を組み合わせたは、複雑かつ緻密に構築されている。情報量の多いアイテムマラミュート 2019年春夏コレクション - 時を駆け巡る“記憶”との対話|写真24また、カットソードレスとニット地を組み合わせ、上品なをあしらったスタイリングや、多彩な編地から成るニットドレス、ラメ糸やナチュラルな質感の糸などを組み合わせ、水彩画のような色彩バランスに仕上げたニットドレスなど、1つのアイテムや、1スタイリングに対しての情報量の多さも印象的だ。ミックスカルチャーから作り出す自立したスタイルマラミュート 2019年春夏コレクション - 時を駆け巡る“記憶”との対話|写真282000年代の、様々なカルチャーをミックスしたファッションに色濃く影響を受けたデザイナーの小髙が考える自立した女性――ありとあらゆる情報を取り込みながらも自分の軸を持ち、自らのスタイルを確立する強さを持った女性に向けた服だからこそ、それぞればらばらな個性を放っている。上述したアイテム以外にも、凹凸をつけたボーダーニットや、アーティスティックなアクセサリー、オパールプリントによる透かし模様のジャケットなど、表現の幅の広さと、唯一無二の世界観を存分に発揮した。
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