音楽を共に手掛けたガブリエルと、テンプトラック(仮の音楽)を使って音楽を決めていきました。彼は私が描きたい感情やトーン、フィーリングといったものを正確に汲み取って、抽出してくれる。それでいて、しっかりと彼ならではのオリジナリティのある独特な世界観やスタイルで完成させてくれました。
本作を通じて、観客に一番伝えたいことは何ですか。 重要なのは、ある午後この人たちが一緒に時を過ごし、一つの空間でどう展開するのか。誰かが耳を傾けていて、誰かは上の空、誰が誰を見ていて、誰が誰を守ろうとしているか。これは人生そのもの。お互いに驚くほど無関心で、愛し方を知らない人たちの人生の中で、瞬きのような、とても限られた一幕。観客のみなさんに判断を委ねています。
ご自身にとって映画作りとは何でしょう。
ブランド財布コピー 親、こども、兄弟、姉妹、愛と様々なテーマを取り上げてきましたが、私がいつも表現しているのは、「子供時代に経験した人間の基礎」について。「チャイルドフッド=子供時代」は私が映画を通していつも言いたいことなんです。自分の子供時代や過ぎ去った日々の「匂い」や「音」、「手触り」をいつも映画の中に探しています。 私はまだ27歳だけど、すごく懐古主義的な人間なんですよね。だからといって、過去を生きているわけじゃなく、「今」を生きるために「過去」を改革しようとしてる。世間の常識や、社会情勢、現代人としての価値、そういったものに、私は生きる価値を見出してないんです。ウブかもしれないけど、私は過去に自分が感じたピース(平和)な時間で私を動かしてきたものを、物語や映画を通して「今」に再注入しようとしてるんです。自分が生きたい未来を創るためにね。 次のページは
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